【コラム】不貞慰謝料の金額の決まり方

不貞慰謝料の金額を決めるうえで考慮される要素について

不貞慰謝料請求をする場合でも、された場合でも、慰謝料の金額がどのように決まるのか、疑問に思われている方も多いと思います。裁判になった場合には、以下のような事情を総合考慮して判断されます。交渉や調停の話し合いの場面でも、お互いに以下のようなポイントについて事実を主張しあい、合意点を見出していくことが多いです。

・不貞開始までの婚姻期間

・子の有無

・不貞開始までの婚姻関係が円満だったかどうか

・不貞行為の期間・回数・内容

・婚姻関係への影響(別居・離婚に至っているか)

・不貞発覚後の反省や謝罪の有無

・請求相手の経済力等

 

不貞開始までの婚姻期間について

上記の要素の中で、「不貞開始までの婚姻期間」が、今回のコラムのメイン・テーマです。

「不貞開始までの婚姻期間」は、不貞慰謝料の算定にあたって、必ずと言っていいほど考慮される、重要なポイントです。裁判での傾向として、婚姻期間が長いほど慰謝料は高くなり、逆に短いと、慰謝料が少なくなる傾向にあります。これを聞くと、「婚姻期間が短い=新婚の時の不倫と、婚姻期間が長い夫婦の不倫では、新婚で不倫した場合の方が、むしろ悪質で慰謝料が高くなるのでは?」と思われる方もいるかもしれません。しかし、裁判上では、婚姻期間が短いと、不利に働くことが多いのが一般的です。

なぜそうなるかというと、そもそも不貞行為に対して慰謝料が請求できる理由は、不貞行為が家庭内の平和を害する行為であり、それによって一方の配偶者が精神的苦痛を受けるからです。この家庭内の平和というのは、楽しい事も辛いことも夫婦で経験し、結婚生活が長くなることで、少しずつ築かれていくものです。そのため、婚姻関係が長い場合に不貞を行った場合の方が、時間をかけて築いた家庭内の平和を侵害する度合いが大きく、それだけ精神的な苦痛も大きいと考えられています。具体的には、婚姻関係がだいたい3年以下の場合には、婚姻期間が短いとされ、慰謝料を低くする要素として考慮される可能性があるでしょう。

 

婚姻期間が短い場合には

前述のとおり、不貞慰謝料は様々な要素を総合考慮して金額が決まりますので、婚姻期間の長さのみで、金額が決まるわけではありません。しかし、婚姻期間が短い場合には、不利に働く可能性がありますので、婚姻期間が短い方が不貞慰謝料請求を行う場合には、そのほかの観点から、慰謝料を増やせる事情を積極的に主張していくことが重要になります。

 

まずは弁護士にご相談を

不貞慰謝料の金額をいくらにすべきかは、残念ながら、民法の条文には書いてありません。判例の積み重ねで概ねの傾向がわかってきているというところです。それゆえ、金額を考える上では、実務についての知識があることが必要であり、それゆえ、離婚や不貞慰謝料の問題の取り扱い経験が豊富な弁護士に相談することが望ましいといえます。

 当事務所でも、離婚や不貞慰謝料について多くの案件を扱ってきています。男性弁護士、女性弁護士いずれも在籍していますので、男女いずれが良いかご指名いただくことが可能です。初回1時間は相談無料なので、まずはご相談ください。お電話か電子メールでご予約の上、立川所沢の当事務所までご来訪頂ければ、と思います。

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