【コラム】不貞行為の期間・回数と慰謝料

不貞慰謝料の金額を決める場合、不貞開始までの婚姻期間、子の有無、不貞開始までの婚姻関係が円満だったかどうか、不貞行為の期間・回数・内容、婚姻関係への影響(別居・離婚に至っているか)、不貞発覚後の反省や謝罪の有無、請求相手の経済力などを総合的に考慮することになります。これらの要素の中で、不貞行為の期間・回数について、このコラムでは、少し詳しく説明します。

 

 1 不貞行為の期間

配偶者が不貞行為を行ったことによって他方の配偶者が被る精神的苦痛は、不貞期間が短いほど少なくなり、逆に不貞期間が長いほど大きくなります。そこで、慰謝料についても、不貞期間が短いほど少なくなり、逆に長いほど高くなる傾向にあります。では、どのくらいの期間であれば短い、長いといえるのでしょうか。

裁判例の傾向からすると、数ヶ月程度であれば、短期間として慰謝料の減額事由として考慮される余地があります。逆にどのくらいであれば長いといえるかは、はっきりとした基準がありませんが、数年間に渡っているようなケースであれば、慰謝料の増額事由として考慮されるでしょう。

 

2 不貞行為の回数

不貞行為の期間と同様に、不貞行為の回数が少ないほど慰謝料は少なくなり、逆に多いほど高くなる傾向にあります。では、何回くらいで少ない、多いといえるのでしょうか。

裁判例をみると、1回~3回程度であれば、減額事由として考慮される余地があるでしょう。逆に、どのくらいであれば多いといえるかは、はっきとした基準がありませんが、回数が多いことが慰謝料の増額事由として考慮されていると思われる裁判例として、少なくとも不貞期間8か月程度の間に、継続的に少なくとも20回程度の性行為に及んでいた例があります(東京地裁平成25年12月4日(平成25年(ワ)第4421号))。

 

3 不貞行為の期間・回数の認定

上述の不貞行為の期間・回数については、不貞慰謝料の金額を算定する要素の1つですが、はっきりとした証拠がないことが多いものです。不貞行為の期間・回数については、不貞を行った配偶者や不貞の相手方自身の供述、メールやLINEなどに残っているやり取り等から、可能な限り認定していることになるでしょう。

 

4 不貞慰謝料の金額は様々な要素が総合考慮されます

冒頭に述べたように、不貞慰謝料の金額は、様々な要素を総合考慮して決められます。不貞行為の期間・回数についてはっきりとは認定できない場合でも、そのほかの要素から慰謝料が増える(減る)可能性はありますので、ご自身にとって有利な事情を余すことなく主張していくことが重要です。

 

5 まずは弁護士にご相談を

 不定慰謝料について、「相場」を聞きたがる方は多いです。しかし、上記のように様々な要素が考慮されるのであり、ご自身のケースに沿って有利な事情を主張していくことが重要です。それゆえ、まずは、これまでの経緯について、離婚や慰謝料の問題に詳しい弁護士にご相談することが望ましいと思います。

 当事務所でも、多くの離婚案件や不定慰謝料の案件を扱ってきました。離婚、不定慰謝料の案件は初回1時間相談無料なので、まずはご相談ください。ご相談ご希望の方は、お電話か電子メールでご予約の上、立川か所沢の当事務所へのご来訪をお願いします。

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